「夢路にて いつか見た丘 もう近い ヒメサユリ咲く まぼろしの園」
「薄曇り 白花キキョウ 何想う」
「つかの間の 梅雨の晴れ間を 二人して 歩いてゆくよ 虹の彼方へ」
「夢路にて いつか見た丘 もう近い ヒメサユリ咲く まぼろしの園」
「薄曇り 白花キキョウ 何想う」
「傘さして 歩いて行くよ 草の道」
「アジサイと 美味しい靄の 草の道 今日も一緒に 歩いて行くよ」
「豊後梅 靄(もや）に溶け込む 緑かな」
「シャックリが 朝から続いて いるときは 一気にご飯を 飲み込みましょう」
「豊後梅 今年も収穫 嬉しいな」
「梅ジャムで たくさん食べたい ヨーグルト」
「薄曇り ホタルブクロの 日曜日」
「里の蜂 出入り（ではいり）毎に 花揺れて」
「ハナショウブ 蛙が鳴くよ 薄曇り」
「雨の輪の ふたつみっつの 広がりて」
「道端の ホタルブクロの ひとつ咲き
遙か人里 すだれ草揺れ」
「竹林を 通してアジサイ 眺む時
ホトトギス鳴く 裏の影山」
「竹林の 向こうの藪には 何が住む 気だての優しい 青鬼去りて」
「その昔 鎌倉武士の 詣でたる 薬師への道 今歩いていくよ」
「アジサイに 雨蕭々と 降る日には
夢と現（うつつ）の でんでん太鼓」
「お昼時 ご飯を食べて 牛になる これが極楽 花いちもんめ」
「薄曇り 茜アジサイ 煌（きら）めいて」
「雨模様 アジサイ花火 紅ひかり」
「梅雨（つゆ）の夜（よ）の 螢の宿の 灯がともり
一緒に見ている それが嬉しい」
「湧水池 囲む林の 蜩（ひぐらし）の
遠く聞こえて 霧雨続き」
「木々の間に 蜩（ひぐらし）隠れて
雨宿り」
「シモツケの ふわふわ白さの
梅雨空に ツバメが飛ぶよ 行っては返り」
「森の道 オカトラノオを 見いつけた 去年と同じ 時刻の場所で」
「ヤブミョウガ タヌキの遊ぶ 森に咲き 夜の囃子は あと七時間」
「アジサイの 茂みの中から ヒキガエル
のっそりピョンと 池向かう」」
「春の夜の ショパンの遺作を 聴きながら
ケーキを食べて コーヒー飲んで
一緒の幸せ お休みなさい」
「ガクアジサイ ふんわり浮かんで 星光り」
「梅雨の夜 マツモトセンノウ ショパン聴く」
「伊勢原の 無料で入れる 菖蒲園 知られておらず すいてて嬉し」
「梅雨の夜 ホタルブクロに 螢を入れて ただそれだけで 嬉しい嬉しい日曜日
歩いて行くよ 闇の小径を」
「闇の中 バイカカラマツ 閃っている 薄紅花火の 続くよ続く」
[美味しそう 今日のおかずは 塩山椒 一粒食べて 蓋閉じる朝」
「トラツグミ 遠くの森から 聞こえるよ 嬉しい嬉しい アジサイの朝」
「蕭々と 冷たい雨が 降る日には お家で千代紙 重ねましょうね」
「ふわふわと 風に吹かれて 花菖蒲
羽二重餅を さあ食べましょう」
「梅雨寒に 鴨の渡るよ 野池かな」
「紫の ホタルブクロの 夜の風 届けに行くよ びっくり箱を」
「アジサイの まんまる風船 浮かんでる
歩いて行くよ ひょうきん村に」
「菖蒲園 屋台のオヤジの 大アクビ 焼きそば干涸らび たこ焼きブヨブヨ」
「白アヤメ 三つ目咲いて 嬉しい日 タケノコもらって ２度嬉しい日」
「ヤマユリに 会える幸せ 日曜日 もやの小径を 登ってきたよ」
「里山の 谷戸を辿って まぼろしの あの日の百合を キツネに尋ね」
「カサブランカ 香り溢れて 夢の中」
「万華鏡 遠い記憶の 夢見てる
五色（ごしき）の砂子の 回るよ回る」
「擬宝珠の 白玉重ね 梅雨の夜」
「つかの間の 梅雨の晴れ間の 日射し背に 歩いて行くよ アジサイ道を」
「白い雲 あの日の空に 浮かんでる 蝶々の舞う 小径を行くよ」
「白百合の 甘い香りに 誘われて
濃霧の中を たどり着いたよ」
」
「梅雨の夜 桔梗の花の 傘さして
ひとり蛍の 夢路を行くよ」
「死んで尚 ひょうきん健太の 眉垂れて 菊の香りと 友に囲まれ」
「夜の庭 シキンカラマツ 星光り」
「残り雨 木陰伝いに 庭掃除」
「ピアノ弾く ヘメロカリスの 静かな夜」
「ほーたる来い 螢の宿の 今開き」
「紅（べに）の球 闇に浮かぶは これなあに」
「青い球 闇に浮かぶは これなあに」
「デーゴ越え アサギマダラの 空高く」
「静かだね 螢袋の 夜明け前 一番鶏も 未だ夢の中」
「カルガモの 葦に囲まれ 遊んでる クルクルパチャパチャ テルテル坊主」
「何処かしら 不思議なアジサイ 見いつけた
お伽の色の 夢路の途中」
「暗闇に 幽かに浮かぶよ 雪の夢」
「カエル鳴く お伽の夢の 今続き」
「万華鏡 びっくり箱の 不思議の間 回っているよ ショパンのワルツ」
「アリンコが 運んでいるよ アブラムシ」
「朝陽浴び 見知らぬ蝶と にらめっこ」
「伸びをして 深呼吸して 青空を 見つけて嬉しい 連休初日」
「カキランが 初めて咲いて 嬉しいな 静かなお庭に いま夜が明けて」
「夜明け前 小鬼百合の 恩返し」
「春先に 食用百合を 植えたらば
こんなに綺麗に 咲きました」
「ヨーデルが 上手に出来たと 思ったら 夢であったよ アマガエル鳴く」
「野良猫が 子猫をくわえて 通り過ぎ 天気予報は 晴れのち雷雨」
「早起きは とってもとっても 嬉しいよ 百合が香るよ 小鳥が啼くよ」
「紅緋百合 白百合のもと 添い寝して ヨタカが啼くよ 森の暗闇（くらやみ）」
「ヒメカンゾウ 小さなカマキリ 通り過ぎ 葉先を伝い 闇に消えたよ」
「嬉しいな 野鴨の遊ぶ 池にいて」
「アジサイの 酔っぱらいだよ 真っ赤っか 渡って行くよ 夜風の橋を」
「梅雨の朝 淡い香りの 百合光り」
「夕暮れて ホタルブクロの 点る灯（ひ）を 猫道に伏し しばし眺める」
「ヤブカンゾウ 梅雨の薄日の 庭に咲き」
「
「ヤブカンゾウ 炎の花の 燃えやまず
黙して帰るよ 精霊流し」
「雨上がり 眩しい世界を 歩いて行くよ」
「伊勢原の 谷戸の棚田の 柴イタチ 振り向き振り向き 畦道を行く」
「日曜日 歩いて行くよ お使いに 田植えの終わった たんぼの道を」
「梅雨空に 淡い墨陽（すみび）の 明かりさし
私はどこから あなたはどこへ」
「紅シジミ 梅雨の合間に 嬉しそう」
「つかの間の 嬉しさも つかの間の ほろ苦さ
ラクリモサ 祈りを祈って モーツアルト」
「ネジバナの 咲いた朝にも
雨続き」
「雨模様 てるてる坊主 軒下の グミの実熟れて 食べたいなあ」
「その昔 立たされぼうずを 抜け出して 食べたグミの実 とっても美味し」
「美味しそう グミの収穫 嬉しい日」
「食べたなら とっても渋い グミでした」
「シモツケソウ 闇の向こうの その向こう ひとつふたつの 蛍の灯（ひ）」
「梅雨の日の 線香花火は か弱くて パチパチしないで 消え入りました」
「早朝の ほんのひととき アサザ咲く
今日は遠足 朝日が昇る」
「梅雨（つゆ）の朝
蜜吸うアブの 嬉しそう」
「コウホネを 見上げて泳ぐ メダカかな」
「雨蛙 じっと動かず ３日間 今日は見えない どこへ行ったの」
「花菖蒲 田圃の端の 風受けて」
「朝焼けに 小鳥が啼くを 猫見てる」
「見上げれば 影絵の鷺の 列ありて
宵の明星 目指して行くよ」
「ぼんやりと 眺めていると
渡り鳥 めがけて花が 飛び立ち行くよ」
「蛍追い 道を辿って ここはどこ」
「赤青黄 サクマのドロップ 缶からでない 割り箸使って ようやく一個」
「カラス啼き 陽の暮れゆきて ラジオのニュース」
「懐かしい とんがり帽子の 時計台 ラジオに聞いて ＣＤ探す」
「雨の日の 点灯ありて 時を知る」
「これなあに 記憶の夢の 幽かな灯」
「夢うつつ
遠く遠くの 田植えかな」
「夜明け前 でんでん虫を 眺めてる」
「蚊に食われ 香りを辿れば そこに風蘭」
「顔腫らし かゆいの堪（こら）えて 写真撮る」
「イワタバコ 清水たっぷり 受けて咲き」
「沢蟹が 葉のトンネルを くぐって行くよ 居眠りしながら その夢見てる」
「猫道を そよ風通る 鬼ごっこ」
「育ったよ テカリキリンソウ 嬉しいよ」
「青い花 たくさんついて 風少し」
「夏水仙 ゆうらり揺れて 月眺め」
「散歩道 フシグロセンノウ 見いつけた
ただそれだけで 今日も嬉しい」
「夏近し トンボに映る 鎮守森」
「その昔 カエルにシッコを かけたらば 池に飛び込み 潜水泳法」
「対岸に 着いて顔出し 空見てた」
「赤トンボ 百合の蕾と 夢見てる」
「吊りしのぶ 小さな花を 見いつけた 嬉しい嬉しい 日曜の朝」
「霧晴れて 闇の深まる ここはどこ」
「マズルカの 聞こえて来るよ 昼下がり」
「気がつけば ピアノに向かい ポツポツと なぞっているよ 猫はお昼寝」
「もうすぐだ あの丘越えて 白い家」
「遠くから 夢の記憶の よみがえり あの北園の あの時計台」
「蛙鳴き 近づいてくる 雨の音」
「どしゃ降りだ 蛙もビックリ 黙りこくるよ」
「雨上がり 椎茸見つけ 嬉しい日」
「遠くから 風鈴聞こえて 夜が更ける」
「通り道 猫が横切る 夢の中」
「夢の中 六本足の 猫が行く」
「薔薇の咲く 垣根の夢の 続いてる」
「待ちどうしい 梅雨明けはいつ 百合と待つ」
「鬼百合の 反り返って あくびして ラジオ体操 久しぶりだね」
「闇の中 フクロウの声 聞こえるよ」
「緋扇の 炎の滝の 夏の夜 歩いてゆくよ 遠く花火が」
「微かなる 雨だれ聴きつつ 昼寝かな」
「雨だれの 音と幼き日に飛んで 木琴奏でて 遊んでいるよ」
「雨の日は 一日雨だれ 聞きましょう 時計の秒針 動くを見ながら」
「シャラの花 シュークリームが 食べたいな」
「そういえば 昨日はティラミス 食べたけど」
「雨上がり 紫陽花映えて 渋田川
笹舟浮かべ さあ遊ぼうよ」
「笹舟は 流れて流れて 行きました
虹橋くぐり 消えました」
「白カユウ お化けの通る 黒の路 続いているよ 闇の果てまで」
「蝶の花 漆黒に咲き 舞い続け」
「クチナシの 香り漂う 路通り 歩いて行くよ ティラミス買いに」
「ティラミスを おなかいっぱい 食べたいなあ」
「ホトトギス 遠くの森から 聞こえるよ 嬉しい嬉しい アジサイの朝」
「蕭々と 冷たい雨が 降る日には お家で千代紙 重ねましょうね」
「兜エビ 泳いでいるよ 嬉しそう」
「藪の中 ホタルブクロを 見つけたよ 今日も嬉しい 小径を行くよ」
「叙情歌の ＣＤかけて 図鑑見る」
「擬宝珠と 七夕祭りの 夜が更けて」
「
「嬉しいな トンボを見つけて 父の日に」
「カキランの 小さな池の お月様
眠っているよ まあるいほっぺで」
「千羽鶴 お見舞い終えて 折る闇夜 遠くの森の フクロウの声」
「フクロウの まんまるお目目と にらめっこ したいと言ってた 屁太郎何処に」
「夜明け前 ヘメロカリスに 露降りて 遠くハモニカ 電車が行くよ」
「香り立ち 蜂の群れ飛ぶ 木の下の 犬 あくびして そのまま寝てる」
「まるまると 太ったタヌキ 見いつけた 薮に入って 行方知らずに
そっとしておく また会う日まで」
「ドクダミの 不思議の八重の 見いつけた ただそれだけで 今日も嬉しい」
「メパチコの 普通のドクダミ 見いつけた
梅雨の夕暮れ カラスが鳴くよ」
「美味しいな お茶の時間の 栗羊羹 だんだん小さく なるのは何故かな」
「なあんでか それはあのその 血糖値」
「下野（しもつけ）草 静かな闇夜に 浮かんでる もうすぐ七夕 待ち遠しいね」
「遠くから 一番鶏が 聞こえるよ ホタルブクロの 灯（ひ）の消える頃」
「センノウを 蛙と一緒に 眺めてる もうじき夜明け 一番鶏鳴き」
「白い花 待ち遠しいな 青い空」
「霧の朝 幽かな光に 誘われて 飛び立ち行くよ 虹の彼方に」
「大きいな 並んで見てる 虹の橋」
「静けさと 幽かなお香の 朝迎え」
「つかの間の 青空のもと 庭掃除 虹の梯子の 夢の途中で」
「赤い花 今年も咲いて 嬉しい日 真っ赤な服着て 友は踊るよ」
「雨続く 今日は七夕 短冊に 友の快復 祈り七年」
「花咲いて 闇夜の空に 飛び行くよ」
「どこからか お経が聞こえて 日が暮れる」
斑入りの花菖蒲
「静けさに 幽かな花火の 煌めくよ」
「京鹿子（シモツケソウ） 蛙が鳴いたら 帰りましょうね」
「擬宝珠の 光りをもらって 梅拾い」
「村外れ ニオイハンゲの 夜が更けて」
「口開けて とっても長い 舌だして 一生懸命 おしゃべりしてる」
「夜明け前 静かな時間の 過ぎゆくよ」
ベニシジミ
「花菖蒲 斑（ふ）入りの夢の 今醒めて」
花菖蒲
「采配蘭 成る程と知る 夜明けかな」
采配蘭
「遠足だ ああした天気に なあああれ テルテル坊主 さあ出来上がり」
「ひょうきんな 顔で久しぶり マントヴァーニが 流れてる」 口紅紫蘭
「いつの間に ニッコウキスゲの 夜となり」
ニッコウキスゲ
「伊勢原の 庭の向こうは 何が住む お伽の国の お化け屋敷も」
「本当は どこへも行きたく ないのです お化けはとっても 怖いから」
「ホトトギス 光溢れて 夏模様」
竹
「青い空 白鷺行くよ 日曜日」
「一休み スイレン眺めて お弁当 忘れて我慢 虫の音少し」
「雨宿り 擬宝珠の傘 一休み」
「ここは何処 夜のヒトデの 賑やかし」
百合
「螺子花の 並んでクルクル すべり台」
捩花
「ドレス着て 踊っているよ 全てを忘れて」
百合
「アメンボと 遊んでいるよ 梅雨の夜」
白鷺菅
「カラマツの 山路の夢の 醒めるとき 遠くカッコウ 幽かに聞くよ」
カラマツ
「もうすぐだ 峠を越えれば 百合の丘」
「赤い花 美味しいワインの 夢の中」
紫陽花
「ラムネ飲み ビー玉の音 鳴らしているよ カランコロンと 鬼太郎も来て」
百合
「食べたいな ミントの味の かき氷」
紫陽花
「シャラ咲いて ショパンを一緒に 聞いている 青空高く 燕が行くよ」
夏椿
「朝迎え 大きなトカゲの ひなたぼこ」
トカゲ
「かざぐるま ゆっくり廻り 続けてる 遠くハモニカ 電車が行くよ」
「天の川 眺めているよ 花友に」
松本センノウ
「梅雨の夜 八重の白花 雨宿り」
八重のドクダミ
「本を読む 遠くのカミナリ 聞きながら」
「食べたいな シュークリームを． 探してる」
匂い宇津木
「日蔭蝶 狸の子供を 待っている」
姫蛇の目
「青い花 うつらうつらの 朝寝坊」
青花紫蘭
「夜明け前 蛙の声に 誘われて 裏木戸開けて 新聞を取る」
枝桔梗
「白い花 四つの花びら 夢続き」
ドクダミ
２代目カムリ
「野の花を 尋ねて歩く 日曜日 泣いた赤鬼 ひろすけは何処」
「すやすやと 寝息の聞こえる 夜明け前」
紋白蝶
「山椒の 佃煮作りの 朝が来た」
山椒の実
「ユキノシタ 夜空に翔んで 煌めくよ」
春咲きユキノシタ
「アカガエル のっそりと行く 池の端」
「さつき晴れ 歩いて行くよ 風友に 山藤紫 熊蜂ブンブン」
「美味しいな 杏仁豆腐を 食べながら」
紅葉葉＊＊草
「赤い実の 夕日に映えて 帰り道 お土産持って 歩いて行くよ」
茱萸
梅ジャムを 一緒に作って ショパン聴く
鷺＊＊＊
竹とんぼ 銀ヤンマを追い 遊んでる
デーゴ
手鞠唄 幽かに聞こえて 今消えて
姉さん人形 千代紙折るよ
少しずつ 光の射して 日曜日
久しぶり 宿題忘れた 夢を見て ビックリ仰天 醒めてホッとし
雨宿り セントポーリア 黙っている
セントポーリア
鳥の声 遠く近くの グミの朝
茱萸
珈琲の 底の残りを 少し飲み ＣＤ代えて モーツアルト聴き
へロメカリス
雨上がり テルテル坊主も 嬉しそう
紫陽花
赤い蝶 静かに乱舞 闇続き
シャックリが 止まって嬉しい 日曜日
灯火草 螢が行くよ 闇の川
タンナチダケサシ
垣根越え 蛙の合唱 聞こえるよ
クルクルと 廻っているよ 目も廻る
八重のドクダミ
庭掃除 遠く近くの ホーホケキョ
青い玉 ふんわり浮かんで 朝の旅
紫陽花
初夏の風 ひおどしちょうの 昼寝かな
近づいて 風鈴鳴って 遠ざかり 夢か現か 霧雨続き
下野草
蛙鳴く 日光キスゲの 夢野原
日光キスゲ
枝桔梗 梅雨曇りの朝 目を醒まし
枝桔梗
虹の輪の 月を眺めて 紅茶飲む
ミントの花
シャボン玉 風に揺られて 何処行くの
そよ風と ショパンの流れる 窓辺にて
西の空 宵の明星 見いつけた 白いお花の 香りの中で
蜜柑の花
朝の庭 美味しい空気で 深呼吸 寝坊の蛙の 夢のとなりで
スパラキシスと釣鐘草
見たことの ないちょうちょうが 止まってる
近づくと 羽を開いて 黙ってる
見つめていると こっちを見るよ
音が消え 光も消えて そよ風吹くよ
夜の石斛
星の夜 コーヒーミルを 片づける
姫萱草
庭の隅 地虫の鳴いて 子守歌
姫シャガ
日曜日 ぽつぽつぽつと ピアノ漏れ
薔薇
白アヤメ 耳を澄まして ショパン聴き
アヤメ
音のない 采配蘭の 流れ星
采配蘭
嬉しいな 今年は豊作 食べたいな
梅干し梅酒 梅ジャムいっぱい
朧月 今日も一緒に 眺めてる
縞ツルボ
虫駆除を 止めてそのまま にしておく 蛙が鳴くよ 暗闇遠く
バッタ
七月の 強い日差しの 影揺れる 遠く遠くの サイレン聞こえて
貰いもの ただひたすらに 嬉しい日 モーツアルト聴き ハーブティー飲む
胡蝶蘭
虎の尾の 暗い林を 歩いてる もうすぐお土産 待つ白い家
丘虎の尾
風が吹く 伊勢原の夜 風が吹く ただひたすらに 風の音聞く
枝桔梗
畦道の そこをまがると 待っている オモシロ係の 小学校の友
遠くから 聞こえるのは何 虹の歌 姉さん人形 歌っているよ
百合
お茶を飲む 梅雨の晴れ間の ひと時に
紫陽花
くちなしの 風に吹かれて 庭掃除 鶯聞こえて 口笛返すよ
クチナシ
誰が住む 赤い蛍の 今灯り ゆうらり揺れて 揺り籠の歌
赤い蛍袋
聞こえるよ 青い蛍の 子守歌 幽かなアルトの 余韻を残して
青い蛍袋
雨の音 近づいてくる ここは何処
雨宿りした その昔の場所
甘茶紫陽花
白桔梗 白百合と今 話している 今夜のおかずは 何にしましょか
白桔梗
森の中 キスゲの端の 涙かな
ニッコウキスゲ
夜明け前 紫陽花の夢 どんなかな 美味しいティラミス 今食べている
紫陽花
何思う 松本センノウ 猫通り びっくり箱の ねずみ飛び出し
松本センノウ
新月の ティアラの里の 朝を待つ 月餅少し ウーロン茶飲み
紫陽花
風船に 乗って旅立ち 今何処に カッパドキアの 教会を越え
早起きの 花菖蒲を撮る 嬉しいな
斑入りの花菖蒲
ホーホケキョ 一啼きの後 静けさ続き 采配蘭の 廻り灯籠
采配蘭
初咲きの 蛍ぶくろの 朝迎え 血糖を測り 歯を磨く
蛍袋
垣通し 匂い宇津木の 風が過ぎ
枝桔梗 今年も咲いて 嬉しいな
枝桔梗
いつからか テレビを見ずに 生きている
伊勢原の 小さな花を 踏まぬよう
歩いて行くよ お団子買いに
金蘭の 細道ですれ違う人は誰 優しい声の こんにちわ残し
金蘭
アサザ咲く日 カレンダーに 送別会書く
生きてるだけで 嬉しい歳に
アサザ
君子蘭 メジロと一緒に 見ているよ
時期外れに咲く それが愛おし
君子蘭
白花アヤメ
伊勢原の 野草と一緒に 二十年
昼咲き月見草
紫陽花に 蛙を見つけて 睨めっこ
紫陽花
こんにちわ 退院間近の 鳥と会い
人なつこい顔 今何処に飛ぶ
カモメ
夜明け前 百合と一緒に ラジオ聞く ラブミーテンダー アモーレミーオと
百合
嬉しいな トマトを冷やして 一緒にね
トマト
ギンヤンマ ゲンゴロウ池 越えて行く
秋桜
日当たりを 過ぎた向こうに 青い鳥
住んでいそうな 夢路を行くよ
村境
ショパン聴き スパティフィラムを 眺めてる
いつの間に お化けが出そうな 道歩き
怖くはないけど おなかが空いた
鬼百合
蜩の 聞こえる庭の 庭掃除
擬宝珠
グリュックの 精霊の踊り 聴こえるよ 近づき通り過ぎるは何
百合と白桔梗
風もない 音もない夜の 白い花 ヒラヒラ飛んで 夢に遊ぶよ
月の影 真白い桔梗と 共に揺れ 白花桔梗
藪萱草 てるてる坊主 歌っている 来年の今日 何処から何処へ
藪萱草
蛙の目 池の中から 飛び出てる
久しぶり アオスジアゲハの こんにちわ
アオスジアゲハ
山百合の 小道を辿って 参観に
山百合
わからない ゆっくりしましょう 花いちもんめ
バラ
蝉の声 通院の帰途 遠くから
東海大学病院
木漏れ陽の 檜扇揺れて 鬼ヤンマ 行ったり来たり 音無く止まり
ヒオウギ
モーツアルト 饅頭怖いと 誰が云う
ユリ
気が付けば 歩いて行くよ 同じ道
野道
何処からか サイレン聞こえて 夜が明ける
虫 蛾
想い出す 今聞こえている その曲を 一緒に歌った 友人の笑顔
ヤマユリ
山ミョウガ 子狸遊んで 昼寝かな
ヤマミョウガ
日曜日 野道を歩いて 買い物に
野道
不思議だな 咲いたばかりで 枯れ模様
ユリ
ダカーポの 童謡流れる 部屋に居て 薬を飲んで 爪切り探す
テッセン
リコーダー 協奏曲の 昼寝かな
オカトラノオ
七夕の 真白い桔梗の 今何処
キキョウ
垣根から 野原を越えて シャボン玉
ユウスゲ？
紫陽花と 田んぼの間を 鬼ヤンマ
野道 アジサイ 田圃
何処からか お経が聞こえて 陽が暮れる
嬉しくて 土曜日の朝は いつも早起き
絵手紙を 野鴨と一緒に 待っている カルガモ
日曜日 大きな大きな 山百合が
歩いて行くよ よいしょよいしょと
ヤマユリ
影廻り お化け灯篭 夜は更けて
ユリ
梅雨の夜 思い出せない 螺旋草 ビックリシャックリ 瓢箪ツギかな
ギボウシ
振り返り おぼろ月夜を 今帰る
ヘメロカリス
お手玉の 歌が途絶えて 泣き声が
アジサイ
梅雨明けて 明日は嬉しい 遠足だ
アジサイ
煙の木 初めて出会って ビックリし 会議の途中 抜け出し見てる
スモークツリー
ダンゴ虫 這いまわった後 転がった
アジサイ
ほろ酔いで 田んぼにはまって また歩く
ユリ
アニーローリー 繰り返し聴く 日曜日
もうすぐティラミス エスプレッソと
デーゴ
嬉しいな 初めて育てて 花咲いて 胡蝶の舞の パピプペポだね
コチョウラン
久しぶり ポンタと遊んで 嬉しいな
その昔 タヌキ踊りの 見物と 子ら集まった 縁側に居て
甘くない チョコレートでも 美味しいな
バラ
一筋の 涼風通って 夜が更ける
アジサイ
頬紅の 百合の開いて ここは何処
ユリ
近所の子 虫取り網持ち 通り過ぎ
ヒナゲシ
青い花 蛙の合唱 聴いている
年賀状 整理をしながら 元気知る
バラ
何だろう 耳を澄まして 寄ってゆく
テッセン
散歩道 泰山木も 目覚めかな
タイサンボク
道尋ね 歩いて行くよ 薔薇の夜
バラ
アナウンス 蛍袋の 留守電が
ホタルブクロ
浜茄子の 裏から出てきて 過ぎ去るよ
ハマナス
睡蓮を 行ったり来たり 鬼ヤンマ
スイレン
睡蓮を 眺めているよ 池の鯉
スイレン
暗闇に ぽっかり浮かんで 雨を待つ
アジサイ
日曜日 匂い宇津木の 昼が過ぎ
ニオイウツギ
茹で蛸の 色に染まって 黙っている
アジサイ
靴の紐 黄色いリボンを 思い出す
バラ
想い出す 真白いリボンの 花何処に
ハマナス
嬉しいな 美味しい空気 大山遥か
青空
梅雨模様 音の無い夜に お茶を飲む
スマホがピロンと 知らせるよ
ニッコウキスゲ
おっとっと 踏まないように 歩いてる
ニワセキショウ
もうすぐだ お花畑を 通り過ぎ
天の川 渡って来たよ アマガエル
ハルサキユキノシタ
すやすやと 眠っているよ 朧月
モンシロチョウ ミヤコワスレ
ニッコウキスゲ
桔梗
ホタルブクロ
白アヤメ
ニオイウツギ
かの子百合 酷暑続きも 楽しいな
一瞬の 涼風ありて 百合揺れて
里山歩き
珍しいトンボ
羽の黒いトンボが初めて庭に来た。（2023年梅雨）
藪萱草の葉で一休み。
蚊に刺され 必死に撮った 珍トンボ
写真を見るたび 想い出さるる
梅の実
梅雨の贈り物が今年も届いた。それは梅。ただそれだけで今日も嬉しい。
蛍袋 今年も会えて嬉しい
枝ぶり、花の色一毎年微妙に異なる形と色を
楽しませてくれる
これなあに 北極星に 訊ねてる
サボテン
赤い実の いつか来た道 ここは何処
蛇苺 ヘビイチゴ
今何時 蛍の里に 灯がともる
ホタルブクロ
山梔子の 香りを辿って ここは何処
サンザシ？
綺麗だな 見ているだけで 嬉しいよ
テッセン
目が回る なんとわなしに 目が回る
何処からか お経が聞こえる ここは何処
写真撮る 場所を探して 梅雨休み
カマキリが じっとしている 梅雨の朝
久しぶり 青空を友に 里歩き
軒下の 梅雨寒の夜に 煌めくよ
嬉しいな 梅と梅ジャム 待っている
子守歌 幽かに聞こえて 夜が更ける
アマリリス
デーゴに石斛
姫萱草
シジュウカラ 近くの枝で メジロ待つ
伊勢原の 草むらの道 猫が行く
不思議百合 血の池地獄 は何丁目
不思議百合 いつからここで 咲いてるの
不思議百合 いつから黄色に 代わったの
不思議百合 模様の多さに ビックリし
嬉しいな ただその一瞬 それは何
森の中 花がゆっくり 湧き出るよ おとぎの国を 歩いて行くよ
夜明け前 ニッコウキスゲ 黙ってる
闇に動く 庭の桔梗の 虫のひげ
早起きの アサザ伸びして 何想う 遠く聞こえる 目覚まし時計
我が家には 普通のアジサイ 昔から 普通基準は 整頓し易い
珍しい 赤いアジサイ 嬉しいな
半鐘弦 縁日で求め 20年余り 今年も我が家に 初夏を告げるよ
いつまでも 歩いて行くよ 無限は何処に
「門灯が 今日も迎えて 梅雨明ける」
頁へ行こう 「縁台の 将棋指しつつ かき氷」
「詰め将棋 見知らぬオヤジが 応援す」
頁へ行こう 「谷戸の秋 干し稲を待つ 一輪車」
頁へ行こう 「月照らす 村の小径を 歩いて行くよ 虫の音絶えて 北風少し」
「見上げれば 炎となりて モミジあり 歩いて行くよ あの日の丘に」
頁へ行こう 「裏庭の 侘び助咲いて 陽が暮れる」
頁へ行こう 「雪割草 見つけて嬉しい 散歩道」
頁へ行こう 「サクラ サクラ たこ焼き食べ食べ 通り過ぎ」